小野寺タヒチ ブログ

離婚・婚活を経て再婚。5回目の体外受精で妊娠するも、逆子のため帝王切開。現在は一人息子の子育て中!

妊活・子育て世代こそ、選挙が大事な理由

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もうすぐ参議院議員選挙がありますね。

私は今の教育や福祉・医療サービスに対して文句はたくさんありますが、政治のことまでは良く分からないし、選挙なんてあまり興味がある方ではないです。

どうせ誰が議員になっても、どの政権になっても、何も変わらない気がするので選挙自体が虚しい気がしてしまいます…

でも、虚しくても、興味がなくても、若い世代こそ選挙に行きましょう!

それは、不妊治療や保育園や子育ての課題を解決するには、選挙に行くことが必要だからです。

 

日本の選挙の投票率はそもそも超低いです。

それは、先ほど書いたように、どの政権の誰が議員になっても、政治は良くならないと国民が失望していることの現れです。

どうせ一生懸命選んでも、不都合な真実は「記憶にございません」でなかったことにされるし、不正資金の流用されるし、セクハラや不倫の問題を起こされるし、失言して世間で叩かれても体調不良で入院しながら給料だけもらっていくんですよ。

政治家のご一家でぬくぬく暮らしてきたおじさんたちが、我々のように不妊治療や出産・育児を何とか乗り切ろうとする庶民の気持ちが分かるとも思えない。

 

そもそも政治家なんて信用できないという思いが止まりませんが、まずは投票率を世代別に見てみましょう。

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出典:総務省「国政選挙の年代別投票率の推移について」

総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

 

 

一目瞭然ですが、投票率はほぼ年代順で、若くなればなるほど低くなります。

 そして、この順位はここ何年もほぼ同じです。

要は、いつもシニア層の投票率は高く、20代・30代の投票率は低いのです。

 

全体の投票率が下がれば、政治家たちも国民の生活に関心を持ちにくくなります。

国民は何をやっても選挙に来ないのだから、好きにやってしまおうと、思われても仕方がないのです。

そういう意味で、そもそも選挙に行かないこと自体が問題ではあります。

 

私が更に問題だと感じるのは、若者の投票率の低さです。

政治家は、選挙で投票してくれる人たちに対して手厚い政策を訴え、それを実現しようとします。票が欲しいので当然の心理です。

今はシニア層の投票率が圧倒的に高いので、シニア層にとって手厚い政策になりがちです。

投票に来ない若い世代向けの政策に力を注いでも無駄。選挙で勝つためには、投票してくれるシニア層に支持される政策でなければなりません

つまり、若い世代の投票率が低いままだと、シニア層にとって有利で、若者にとって不利な政策ばかりになる可能性があるということです。

 

妊活・子育てをしている世代なら、今の政治に色々思うところがあるのではないでしょうか?

先日も記事を書きましたが、不妊治療の助成金は十分ではない上、不妊治療の成功率は世界からだいぶ遅れています。私はこれを何とかして欲しいと思っています。

 

そして、認可保育園無償化にも、個人的には異議があります。

川崎市は保育園の激戦区なので、夫婦共働き・ともにフルタイム勤務は最低条件です。

区役所の職員の方に話を聞いてもらったところ、私のようなフリーランスの人は「認可に申し込むだけ無駄だから、認可外を検討してください」と言われました。

会社員のように産休や育休もないので、休めば無収入どころか、失職です。

だから、悔しいけれど、きっと認可外にでもなんでも入れて仕事を続けることになるのだと想像しています。

私にとっては、認可保育園なんて、そもそも入れないから無償化しても意味がないんです。それどころか、育休がないので無理してでもお高い認可外に入れる私と、無償で認可に入れるOLさんたちと益々差が生まれてしまうように思います。

無償化ではなくて、人員を確を保したり、設備を整えたりして、認可外が認可保育園になれるような支援をして欲しい

無償化!なんて分かりやすい政策で人気取りしているだけだと思っています。

もちろん、無償化は嬉しい。でもそのの前に、みんなが保育園に安全に預けられるように数と質を確保して欲しい。

これは都市部で生活している子育て世代なら感じる人もいるけれど、シニア層にとってはあまりリアルな問題ではないのでしょう。シニア層は、分かりやすく「無償化」を謳う政治を評価し投票するから、現実的な政策にならないのだと思っています。

 

私の個人的な文句、その3。

川崎市は、未だに一歳児~子どもの医療費が有料

中学卒業時まで無料とする自治体が多いのに、川崎市横浜市は遅れている…

保育園も激戦で、どうせ認可には入れないだろうし、子どもが生まれたら脱出しようかとも思います。

※中学校なんて最近までお弁当で、給食になったのは2年ほど前の話。

 

みなさんも、身近なところで、「もっとこうだったら…」と思うことはありませんか?

消費税増税も、年金2000万円問題も、モヤモヤすることはたくさんありますよね。

 

 自分たちが選挙に行かないことは、「私たち世代のことは無視して結構です」ということです。

選挙に行って投票率が上がったからと言って、自分たちの妊活・子育てが今すぐ良くなるわけではありません。

だからと言って、面倒くさがったり、アッサリ諦めてしまってはいけないと思うのです。

まだ産めるか分からないけれど、子どもたち世代が安心して暮らせる世の中にしたい!と、私は思います。

まだまだ子育てや不妊治療をしながら働くことは難しい。自分たちの世代には間に合わなくても、次に続く世代はもっと良い環境で元気に子どもを産み育てて欲しい。

私たち30代は、今の生活をより快適に安心にすることもそうですが、次の世代に背中を見せている世代なんだと思います。

 

選挙に無関心でいることは、妊活も子育てもしにくい、今の窮屈な世の中でも仕方ないと諦めてしまうことのように思います。

せめて選挙に行って、「私たち世代にも注目しろ!」という意志表示をしなければ!

 

もちろん、どの人の政策が自分に合っているか?を選んで投票するのが良いですが、主張の違いが明確ではない場合も多いです…

マニフェストを知りたいと思っても、分かりやすく一覧表になっているまとめサイトがなくて結局調べ切れないです。

まずは敷居は低く、行かないよりは鉛筆転がしてテキトーに選んででも、無投票よりはずっと良いとしましょう。まずは、投票しましょう。

 

選挙当日に用事がある人は、期日前投票があります。

私はいつも期日前投票です。

自分の選挙票を持って、指定の場所に行くだけです。自分の名前を書いて、候補者の名前を書くだけです。5分で終わります。

 

面倒だけど、誰を選べばいいかは微妙だけど、みんなで投票しに行きましょう!

まずは、これが具体的な一歩だと思うのです。