小野寺タヒチ ブログ

離婚・婚活を経て再婚。5回目の体外受精で妊娠するも、逆子のため帝王切開。現在は一人息子の子育て中!

【妊活夫婦の盲点】本格的な治療の前に、風疹予防接種を受けるべし!

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近年、流行して話題になった「風しん」

今では幼少期に2回の予防接種をしているはずですが、30代~50代の中には、予防接種が一回しか行われず、抗体が十分にない場合があります。

妊娠中、特に妊娠初期にかかると、赤ちゃんが目・耳・心臓などに病気をもつ「先天性風しん症候群」という重大な病気にかかるリスクがあります!

女性だけが受ければ良いかと思いがちですが、同じ家で過ごす旦那さんにも、是非一緒に受けてもらいましょう!

 

女性の場合は、風しんの予防接種を受けると、その周期と次の周期は避妊しなければなりません!

 

本格的な不妊治療を検討している場合は、済ませてからの方が安心だと思います。

この周期で妊娠したい!と計画している人も、避妊期間が必要な予防接種なので、余裕がある時に早めに受けておくことをお勧めします。

 

今は風しんも流行していないし、特に必要ないのでは?と思ってはいけません。

早めに受けておくのを勧めるには、もう一つ理由があります。

去年だったか、一昨年だったか、大流行した時、各自治体も危機感を持ち、風しん予防接種を受けるように!とお触れを出し、抗体検査と予防接種の助成を決めました。

私の住む川崎市も、妊娠を検討する夫婦の抗体検査無料と、予防接種助成(今は無料)のお知らせを各家庭に送りました。

 

私は約5年前の大流行時に、予防接種をして抗体を持っているのでOK。

ただし、うちの旦那は昭和61年生まれで、母子手帳の記録を見る限りでは一回しか予防接種をしていないので、かなり怪しい…

 

慌てて、川崎市のお知らせ載っている病院に、旦那の予防接種の予約のため電話しました。

しかしながら、「抗体検査をしたいなら、電話予約でなく、直接来院して予約が必要」とのこと。

予約して、そのまま当日に検査を受けられるのか問い合わせたところ、それは無理だそう。

え?予約日と、抗体検査日、両方仕事を休めと??

そして予防接種の日も仕事を休めと???

その時点で、この病院は世の中のサラリーマンをナメていると憤りを感じましたが、驚くべきはここではなかった。

 

「抗体検査は予約できます。でも、抗体が陰性で予防接種が必要だと分かっても、風しんのワクチンは数が足りず、確保できません。実際にはいつ予防接種ができるか分かりません」とのこと。

 

抗体がないことを突き止めたところで、注射を打てないなら、検査する意味がない!

急な流行で、ワクチンの流通が全く間に合っていないせいでした。

 

そこの病院で予防接種することは無理だと悟り、他を探すことに。

しかし、次の病院でもワクチンが手に入らないと断られました。

そして、内科は全般的にワクチン不足で、近隣はどこも厳しいのではないかと言われました。その受付さんから、「もしかして小児科ならワクチンがあるかも!」と言われたので、近隣の小児科にも電話。

 

が、小児科に電話すれば「は?うちは小児科ですよ?なぜ大人の男性を診るのか?」と、半ば逆切れされてしまいました…

こっちは言われたから電話したんだけど。。。

それぞれの病院が勝手にやっていて、横の繋がりもゼロ。

All For One という精神は院内だけの話であって、それぞれの病院間にはないらしい。

 

結局、4件目にかけた病院で、抗体検査を予約。

ただその病院も、ワクチンがいつ入荷できるかは分からないので、入荷でき次第の予防接種になると予め断りを入れられました。

 

川崎市は「お金出してやるから、今すぐ受けろ!」と言っているのに、実際に病院ではワクチンが手に入らず、医療関係者も困惑していました。

全く連携が取れていなくて、私も大変混乱しました。

模範的にも、男性が他の抗体のない妊婦さんに移さないように予防接種するって言ってるんだから、何とかしてくれ!と思いました。

というか、そういう正しい行動を押し進めようとしたことで、他のベビー待ち女性のワクチンを奪っているかもしれないと思ったら、やりきれないです!

 

結局、旦那の抗体検査の結果は陰性。

ワクチンが入荷できた時は、病院から興奮気味に電話がかかってきました。5回の連続不在着信があってビックリしました。

恐らく、注射を本当にするか即確認したかったのだと思います。他にもワクチン入荷待ちの行列ができていたのでしょう。

 

そんなわけで、すぐに受けたかった予防接種ですが、大変バタバタした挙句、予想以上に待たされたのでした。

幸い、男性が風しん予防接種をした時は避妊期間は必要ないので、私たちはペースを崩さず妊活できましたが。

 

都市部に住んでいる方、次に風しんが流行した時も、恐らく同じことが起こりますよ。

5年前の大流行時も同じようなもので、ワクチン不足だと騒がれていましたから。

私は、たまたま電話した病院が「風しんワクチンもう手に入らないけれど、MRという混合ワクチンが今ならまだ残っているから」と、奇跡的なタイミングですぐに打ってくれたので本当にラッキーでした。

 

一度予防接種しておけば、抗体はずっと存在してくれるので、平穏な今のうちにやっておきましょう。