小野寺タヒチ ブログ

離婚・婚活を経て再婚。5回目の体外受精で妊娠するも、逆子のため帝王切開。現在は一人息子の子育て中!

不妊治療 病院選びのポイント②

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前回は、どんな治療を希望するかによって病院を決めるというお話をさせていただきました。

でも、まだどんな治療をしたいかも明確ではなく、「まずは…」という気持ちで通うなら、どういう所がいいんでしょうか?

自分が選んだ病院は、果たして「良い」病院なんでしょうか??

 

 自分にとってストレスが少ないか?

 

婦人科に通うことそのものに、女性は大きなストレスを抱えています。

不妊かも!?というだけで不安だし悲しいし、内視鏡入れられるのも気持ち悪い!血液検査始め、痛い検査もあります…

 

何がストレスかは人によって感じ方が違います。

実際に私が妊活をしてみて、「これはキツイかも…」と感じた点は以下のことでした。

 

【ストレス1】説明不足

今はインフォームドコンセントがしっかりしている病院がほとんどですが、不妊治療クリニックは非常に混んでいます。

患者数が多いので、「流れ作業」感は否めませんでした。

私の通っているクリニックは、こちらから質問すれば何でも答えてくれましたが、「1から10まで説明してくれる」という感じではありませんでした。

患者も勉強しなければいけない時代なんですね…

 

体外受精までいくと、採卵や移植など手術もあります。大事な体のことです、信用できないなとご自分が感じるのなら、転院する方が良いかもしれません。

高度な治療をする場合は、写真やイラストを使って素人でも分かるように説明してくれました。他の病院でもそうだと聞いています。当然料金の説明もありました。

 

【ストレス2】診療時間や待ち時間

実際に通ってみると、待ち時間が長いことは大きなストレスです。

例えば10時~の診察で8時に家を出て、90分移動し、病院で3時間も待つことを想像してみてください。ご飯も食べずに一人でじっと「ただ」待つことになり、帰宅したら夕方です。こんなことが月に何度もあるとしたら、かなりしんどいです。

 

また、仕事をしている人は、仕事前や仕事後に通えるかどうかは大事です。

朝が早いクリニックや、遅くまで開いているクリニックを選べば、仕事と両立することも可能です。

大学病院だと、基本的に午前中のみの診療になることが多いので、仕事と両立することが難しい人もいるように思いました。

 

【ストレス3】医師やスタッフの対応

不妊治療中は赤ちゃんができない悲しさでいっぱいです。

結果に直接関わることではありませんが、先生の対応が自分の気持ちに寄り添ってくれるかどうかも大事なことです。

威圧的だと感じる先生だと、こちらも積極的に質問しずらいので、ご自分が話しやすいと感じる先生がいる場所が良いと思います。

 

私は、半年以上通っても妊娠せず、落ち込みながらの何度目かの人工授精の時。

先生が「大丈夫ですよ、(精子の状態を見て)ご主人も頑張りましたね」と優しく声をかけてくれて、「妊娠しやすいように、できるだけ奥に戻しておきましたからね」と言ってくれたことが嬉しくて、大泣きしながら帰りました。

 

診察で混みあっていて先生に質問しずらい時も、血液検査や注射のタイミングで看護師さんに聞ける環境もありがたかったです。

看護師さんは優しく頼もしい人が多く、手術の時も手を握って励ましてくれて、これまた大泣きしました。

 

受付スタッフさんは、塩対応で融通が利かない方がいて嫌ですが、全員ではないので通い続けています。

 

【ストレス3】待合室の雰囲気

妊活中は、妊婦さんや小さな子どもを見るのが辛いという人が多いですよね。

しかしながら、不妊治療のクリニックでも一般の患者さんも混在している場合があるので、妊婦さんや子連れ診察の方もいます。

親子の姿を見るのが辛いという方は、不妊専門クリニックや、曜日で別れているクリニックもありますので検討してみると良いと思います。

ただし、2人目不妊の方もいますので、小さなお子さんを目にする機会はあります。

 

中には子連れNGにしているクリニックもあります。

子どもを見ることがストレスだという方は、検討ポイントに加えると良いと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか?

妊活中は思っている以上にメンタルが弱っています。少しでもストレスなく、楽しく治療を進められる病院選びが大事です。

 

また、こういう病院選びは、結果オーライ。

どんな病院でも、結果的に妊娠すれば「良い病院だった!」となります。逆もしかり…

正解はないということです。

ポイントを整理して探した後は、あとは「為せば成る」という大らかな気持ちを持って通ってみることも必要です。