体外受精 通院回数と費用 ⑤胚移植~妊娠判定
注射刺激でボロボロになった卵巣を一度、普通の生理周期でお休みさせて、いよいよ凍結していた受精卵の移植です。
ここまでで、事前検査や説明会を除いて47万円。
検査や、ピルの処方なども入れれば50万円を超えています。
通院回数は、説明会の予約から数えれば10回(うち、注射のみは2回)
【胚移植のための診断】
胚移植を行うに当たって、採卵の時と同様に血液検査でホルモン値を調べて、適した状態かどうかを診断してもらいます。
前回の診察で、生理1~3日目に来院してくださいと言われましたが、あいにく生理が来た日がGWの大型連休中。
一か月空いてしまうことは不本意でしたが、どうしようもありませんでした。
時間との戦いだ!と思っているのに、もどかしい。悔しい気持ちでした。
二か月目の生理が金曜日の深夜に来る。
翌日の土日はクリニック休診日だったので、1~3日目には物理的に受診できず。
4日目の月曜に慌てて電話し、受付に無理を言って半ば強引に受診。
血液検査でE2とP4というホルモン値を検査。
内視鏡で内膜の状態や、卵巣のダメ―ジの回復をチェック。
問題なかったので、移植の「シュミレーション」という、先生が内視鏡?を入れて、子宮の角度などを測るものがありました。
奥までグリグリされて、ちょっとだけ痛かった…
内膜を厚くするためのエストラーナテープという、お腹にシールを貼って皮下からホルモンを補充するものと、プレマリンというホルモン剤の処方があないり、検査と合わせて1万2280円。
【D9(生理から9日目)で受診】
前回の診察時、次回の受診日を指示されました。
採卵の時とスケジュールの感覚は似ていますが、この日になっても、移植日は2~3日の幅があり、特定できていません。
前回の血液検査の結果が、基準値ギリギリだっただったため、再検査。
内膜のチェックも同様にありました。
薬も前回同様、エストラーナテープとプレマリン錠。テープは毎日4枚だったのが、6枚に増えました。
合計9000円。
【D14で受診】
またまた血液検査と内膜チェック。黄体ホルモン補充の注射もありました。
この日で、ようやく移植日が確定しました。
受精卵も、どの受精卵を戻すか、先生と話してこの時点で決めます。
この日から、黄体ホルモンの補充のための薬が追加されます。
ルティナスという、経膣剤です。経膣…それも一日3回。メンタル的に苦痛です。
この薬が非常に高くて、一錠500円。つまり、一日1500円。
それも、移植日までで終わらず、移植後も二週間使い続けなければいけません。
経口の薬は、プレマリン錠からバイアスピリンというものに交換。移植前後はプレドニンと言薬を飲むように言われました。
正直、何が何の薬だかさっぱり分かりません。
経口の薬は自費でも、数十円~数百円と常識的な範囲。
しかしながら、経膣剤が高くて、検査と合わせて4万4665円。ビックリ!
【移植】
移植前に黄体ホルモン補充の注射と、子宮が収縮すると着床の妨げになるのでそれを収縮を防ぐ注射、2本を打ちました。
移植も、採卵と同じように全裸で紙の手術着着用で手術室へ。
しかしながら、びっくりするくらい簡単で5分で終了。即歩いて帰されました。
超音波エコーで子宮の中を見せてくれ、受精卵は白い点になっていました。
移植時、任意ですが「アシステッドハッチング」という処理があり、2万5000円でした。D14受診時に説明があり、申し込みをしていました。
受精卵の外の膜を予め破いた状態にして、着床を助ける作用があります。
その他、凍結胚の融解に2万円。移植そのものに6万円。
諸々合わせて10万6750円。
【妊娠判定】
移植後、薬は使用し続けますが、通院は不要。
次の受診は、二週間後の妊娠判定です。この判定日はそこまでシビアではなく、多少ずらせます。
この妊娠判定は、後日に控えていますが、告知通りなら判定料は自費で、4500円。
ここまでで、ようやく体外受精・一回です。
約65万円、通院15回。
1月半ばに体外受精の説明会を受けてから、6月末まで。実に半年間もかかりました。
赤ちゃん、できているといいな…
【場所】神奈川県川崎市内の個人クリニック
【期間】2018年末~2019年にかけて(進行中:2019年6月現在)