体外受精 通院回数と費用 ④採卵~凍結
排卵誘発のための受診が、初日の診断日も含めて3回。
自己注射をすれば、意外と少なく済むもんだな、というのが率直な感想です。
でも、次回いつ受診すればいいかは、その時に行ってみないと決められないので、「前もって」の計画は立ちませんでした。
さて、次はいよいよ採卵です。
【採卵日】
朝、自宅で私は麻酔のための座薬を入れる、夫には精子をカップに採ってもらってからクリニックへ。
診察室とは別の階に手術室があって、そこでの採卵でした。
全裸になって紙でできた服に着替えさせられ、いよいよ手術!!という緊張感がたっぷりありました。
内視鏡の先に針がついているので、内視鏡で卵子を見ながら採卵します。
一個採れる度に「〇〇個目」と、卵子が先生から培養士さんの手に渡っていきました。
手術自体は15分かからないくらいですぐ終わりました。
その後はすぐに診察室に呼ばれ、先生との面談です。
卵子は実際にはいくつ採れたかは、培養室からの報告を待たないと確実には言えないけれど、先生の目視では8個採れました、と報告を受けました。
さて、そこでその卵子を体外受精にするか、顕微受精にするかの最終確認。
わが家の場合は、ここで一つのドラマがありました…
先生からは、全部顕微受精を勧められました。
でも、これに夫が反対。
私は、手術後で気が動転していて冷静に考えられない。
これについては後程、改めて書こうと思いましたが、夫婦で意見が割れ、一度診察室を出て夫婦会議をすることに。
結果的には、半分(4個)が体外受精、残り半分が顕微受精ということで決まりました。
先生は顕微受精を強く勧めていて、全部体外受精にすることは認めてくれませんでした。なので、半分ずつ。
採卵手術代は、16万3500円!!!!ひーーーー!!!!
カード支払いができて良かった…
採卵後、術後の経過観察があるクリニックもありますが、うちは皆無。
気になる症状があれば来院してください、とのことでした。
薬の反応が良く、卵子が大量に育った人の方が身体へのダメージが大きいので、受診が必須でなかったのは、そのせいかもしれません。
【体外受精の結果報告と凍結】
その約一週間後、培養の結果を聞きに行きます。
結果的に何個卵子が採れ、いくつ受精卵ができ、どこまで細胞分裂が進み、どの段階でいくつ凍結できたか、ということです。
採卵の時に目視できた通り、8個の卵子が採れました。
顕微授精は4個中、2個受精卵になりました。
体外受精は4個中、一個は卵子が未熟で受精できず、結果的に受精卵は3個。
全部で5個。全て「胚盤胞」という、細胞分裂が進んだ良い状態で凍結できたそうです。
これはかなりの良い成績で先生もビックリしていました!やったー!
さて、たくさん受精卵ができたことは嬉しいのですが、凍結1個につき2万円です。
培養して即戻すと、排卵誘発の注射で体がボロボロになっていて妊娠率が下がるので、全て一度凍結して体の状態を整えてから戻す指針でしたので、5個凍結です。
凍結費用、10万円。
培養で、8万円。
再診料1000円が加わり、合計18万1000円!!!
この後、生理が来たら、また受診して、診断して。次は凍結した受精卵を移植する準備に入ることになります。
体外受精はまだまだ続きます…
【場所】神奈川県川崎市内の個人クリニック
【期間】2018年末~2019年にかけて(進行中:2019年6月現在)