マッチングアプリは本当に危険なのか?トラブル回避法①
マッチングアプリは、普段なかなか出会えない人たちと気軽に出会える場として、恋人や結婚相手を探す場として、広く活用されています。
しかし、利用者の金銭トラブル、詐欺被害などがメディアで取り上げられることもしばしば…本日も、TBS「ビビット」で特集されていました。
私はマッチングサイト(数年前はまだアプリはなく、ウェブサイトのみでした)で、今の夫と知り合い結婚しました。
本当に危険なのか?どんなトラブルがあり、どう回避すればいいのか?
体験談をお伝えします。
まず安心していただきたいのは、マッチングアプリで悪いことをしようとしている人のほとんどは、「私はちょっと怪しいです」という雰囲気がプンプンしています。
プロフィールや、メールでのやり取りを冷静に振り返ったら、まず気が付きます。
だけど、「普通に考えれば、確かにおかしかった!怪しかった!」という人に騙されてしまうのが、マッチングアプリなのかもしれません。
【結婚に真剣な人ほど危ない】
普通なら見抜けそうな詐欺に、なぜ引っかかってしまうのか?
それは、結婚へ真剣で、情熱に溢れているせいで、盲目になっているからです。
結婚するためなら何でもする!という覚悟でマッチングアプリに登録した人は、ある意味で焦っている側面があり、詐欺者からすれば良いカモです。
ちょっと強引だな?と思うことも、結婚をチラつかせればクリアできてしまう可能性があるからです。
結婚に真剣な時こそ、冷静に見極める目を持たなければなりません。
そもそも、どこの馬の骨かも分からない人をなぜ信用するのか?
自分の相手にふさわしいか見極めてやる!という、分析的な視点を持てば、マッチングアプリは危険ではないし、最高の婚活市場です。
月に数人しか会えない結婚相談所と違い、何十万という人のプロフィールが見放題。そこから選び放題です!
自分の理想の条件を満たしてくれる人を簡単に検索することができます。
【冷静に見極める視点①】
まずは、このサイト上には「怪しい人がいっぱいる」という前提でいるということです。
理想の条件を満たす人が100人ヒットしたとして、良い人から順番にコンタクトを試みるのではなく、「怪しいかもしれない人を省く」作業を先にします。
探偵になったような気持ちで、相手のプロフィールを観察します。
例えば、真剣な結婚相手を探しているなら、以下のような人は除外対象です。
・無料会員
・顔写真がない、もしくは、信じられないほどのイケメン
・コメントがチャラい
・プロフィールに空欄が多い
・店や商品、会合の紹介を載せている
・年収が2000万以上(他の条件にもよりますが、若くて容姿端麗なのにそこまでの高収入なら、マッチングアプリなんか登録しないでも相手は見つかる)
驚くほど輝かしい経歴・年収・容姿をお持ちの方は除外しましょう。
自分がそれと同等に輝かしい人物なら別ですが。
そんな人にとっては、マッチングアプリはただの遊びです。神々の遊び(笑)
マッチングアプリに登録しなくても、芸能人とお付き合いできますから。どっかの社長さんを名乗る人もそうです。そういう方々は横の繋がりをたくさんもっていますから、凡人に混じってアプリで婚活なんてしません。
あり得ない夢に心躍らせるだけ無駄です。
【冷静に見極める視点②】
いいなと思う人から、怪しい可能性がある人を除外し、残った人の中でコンタクトを試みます。
メールのやり取りが始まってからも、いつでも「この人は実は変な人かもしれない」という視点を忘れずに、観察眼を持ってやり取りします。
怪しいかもしれない、と感じたら、その時点で即アウトです。さっさと別の、もっと良い人を検索して乗り換えます。
以下のような人は怪しいです。
・すぐに会おうと言ってくる(2~3通で会う話を急ぎだすのは早すぎる)
・個人アドレスやライン、電話を交換したがる
・やたら金持ちだと自慢してくる
・会ってもいないのに、あなたが好きです、愛してますと言ってくる
・あなたを抱きたい的な卑猥な内容を送ってくる(気持ち悪い!!)
・不幸自慢をしてくる(親が要介護になり、お金に困っているなど)
・サークルや会合へ参加しないか勧誘してくる
・「いつでも」誘ってくれれば会いに行きますという軽い人
結婚したい!!と盲目になっていると「あなたが好きです、結婚したい」と言われることが気持ちも良いものに感じてしまうかもしれません。
でも冷静に考えてみてください。会ってもいないのに愛してるわけがないです。
そういうことを軽々しく口に出す人が真っ当な人物だとは思えません。
「あなたのためなら、いつでも会いに行きます。都合の良い時に呼び出してください」というのも、一見、自分のことを一番優先してくれる優しい人に見えるかもしれません。
でも、会ってもいない人にそこまで入れ込む人ってどうなんでしょう?仕事の都合とか、他の予定とか、何もないのでしょうか。
寂しいからちょっと呼び出してみるか、なんて形で連絡することは危険です。
前もって会う約束を決めるのが、大人のやり取りなのではないでしょうか。
結婚を真剣に考えているからこそ告白しますが…と、自分の不幸を並べ立てる人も、私はおかしいと思います。
こんな大変なことが起きているので助けて欲しい!お金を貸して欲しい!というのを、会ってもいない人、もしくは会って間もない人に言いますか?
親友や親族にだってお金を貸さないのに、あなたはそんな人にお金を貸しますか?
騙されてしまうのは、「この人を逃したら、もう結婚できないかも」という焦りがあるからです。結婚をチラつかされて、その気にさせられているからです。
「このトラブルを解決できたら結婚できるよ、あなたと早く結婚したいから助けて」というのは、あり得ないです。
本当にあなたのことを思っていたら、自力で解決しますよ、大人だから。それくらいの力もない人と結婚したら、むしろ不幸です。
本気なら、トラブルがあるけれど、許して入籍してくれますか?と言ってくれますよ。
あなただけが頼りです、なんて甘えてくる人は、ただのヒモです。
何度も言いますが、結婚したいという真剣さの足元を見られています。
冷静に考えることが難しく、入れ込んでしまうタイプの人は、マッチングアプリのような閉ざされた市場でお相手探しをする時には人一倍の注意が必要です。
信用できる友人に相談するとか、自分の代わりに「冷静な目」を持ってくれる
人をそばに置くようにしましょう。
次回は、実際に会う時~のトラブル回避法をお伝えします。