小野寺タヒチ ブログ

離婚・婚活を経て再婚。5回目の体外受精で妊娠するも、逆子のため帝王切開。現在は一人息子の子育て中!

体外受精 どんな方法がある?それぞれの特徴とメリット

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体外受精は、卵子精子を採取して、本来は体の中で行われる受精を外で行う不妊治療です。

 

精子を採取する方法は、単純で、単にカップに出せばいいのですが。

卵子は、卵巣に針を刺して吸引しなければならないので大変です。また、排卵日をある程度コントロールしたり、状態の良い卵子を育てるために投薬が必要で、その薬が自費になるため高額です。

 

この、卵子の育て方(採卵誘発の方法)や採卵の仕方が、クリニックによってだいぶ違います。

何を「良し」とするかも、医師によってだいぶ見解が違うので、患者側は迷ってしまいます。

まずは、私が実際にクリニックから受けた説明をお伝えします。

 

私のクリニックで扱っている採卵方法は
自然法
②マイルド法
③一般的方法(刺激法)
の3つで、それぞれのメリットとデメリットについて説明してもらいました。

自然法

自然周期に合わせて採卵するので、コントロールが難しく、採卵前に排卵してしまうリスクがある。
排卵誘発の薬を使わないので体に優しいが、その分採卵できる卵子は0~1個。

 

【一般的方法】

いわゆる「刺激法」のことです。

排卵誘発の注射を使用。

生理前から打つロング法と、生理後から打つショート法。

体への負担はかなり大きいが、一度に10個程度の卵子が採れる。

 

【マイルド法】

自然と、一般的方法の間。薬は飲み薬中心。

体の負担はそこそこ、採れる卵子は3個程度。

 

私は、一般的方法の「ショート法」を勧められ、そうすることにしました。

この一般的方法ですが、他のクリニックでは「刺激法」と呼ばれていることが多いようです。それを「一般的」と呼んでしまくらい、うちのクリニックは圧倒的に刺激法推進派でした。

待合室にも「注射」の予約案内が貼り出されていたので、みんな注射刺激の体外受精をしているんだなと思いました。

 

採れた卵子全てが受精し、全てが妊娠につながるわけではありません。

3個のうち2個受精卵まで育てば良い方。30代半ばの妊娠率は4割程度なので、受精卵2個は欲しいところ。

そうなると、6個取れれば、数字的には妊娠する。それ以下だと、再び採卵が必要になるかもしれない、という計算でした。

たくさん取れれば、それだけ可能性が上がる!というのが先生の主張でした。

 

ロング法とショート法では、注射の日数が違うだけで、あとは同じです。

私はAMH値が良くないので、たくさん注射しても結果は変わらないから、ショート法で十分だという判断でした。

注射の数が減る分、安くできるので良かったです。

 

【ショート法の結果は?】

改めて詳しく書こうと思いますが、結果だけご報告すると、8個採卵できました。

4個を体外受精し、3個受精。残り4個は顕微授精をし、2個受精。

これから戻すので、妊娠するかはまだ分かりません。

 

【他のクリニックでは?】

うちのクリニックでは刺激法が得意なようだったので、迷わずそれに任せることにしました。

刺激法が「一番良い方法」かどうかは分かりません。

少なくとも、先生の経験が豊富なジャンルで、自信がある方法を取ってもらうことが、一番確率が高いと思いました。

 

他のクリニックの広告やHP、その院長の著書を見て見ると、今は「マイルド法」もしくは「自然法」が主流のように感じます。

皆さんの口コミやブログも、「クロミッド」という経口薬の名前がよく出てくるのですが、これはマイルド法と説明された方法で使用する薬でした。

 

クリニックごとに本当に全く違ってビックリします。。。 

 体外受精は、そのタイミングで転院する人も多いです。

もし、2度目の採卵が必要になったら、私も別のクリニックに行ってみようと思います。